CSSの概略ー色の指定方法
CSSのことを大まかに理解するための概略です。色の指定方法についてです。
色の指定方法
CSSで色を指定するには、以下の8つの方法があります。
16進数で指定する【#RRGGBB形式】
「#」に続けて、RGB(Red,Green,Blue)の各値を2桁ずつの16進数で示します。たとえば、赤を指定する場合には「#ff0000」となります。
見出しの背景を赤に指定するときの例
h1 { background-color: #ff0000; }
16進数で指定する【#RGB形式】
上記の方法に似ていますが、RGBの各値をそれぞれ1桁ずつの16進数で表します。この値は、指定したRGBの各1桁の値を2つ続けて並べた数値として解釈されて表示されます。
たとえば、「#f36」と指定した場合には、「#ff3366」を指定したのと同じ結果になります。赤を指定する場合には「#f00」となります。
見出しの背景を赤に指定するときの例
h1 { background-color: #f00; }
10進法で指定する【rgb(n, n, n)形式】
rgbに続く( )の中にRとGとBの10進数の値をそれぞれ「 , 」で区切って示します。RGBの各値は0~255の範囲で指定することができます。
たとえば、赤を指定する場合には「rgb(255, 0, 0)」となります。
見出しの背景を赤に指定するときの例
h1 { background-color: rgb(255,0,0); }
%で指定する【rgb(n%, n%, n%)形式】
rgbに続く( )の中にRとGとBのパーセントの値をそれぞれ「 , 」で区切って示します。RGBの各値は0%~100%の範囲で指定することができます。
たとえば、赤を指定する場合には「rgb(100%, 0%, 0%)」となります。
見出しの背景を赤に指定するときの例
h1 { background-color: rgb(100%,0%,0%); }
10進数+透明度で指定する【rgba(n, n, n, a)形式】
rgb(n, n, n)形式に透明度(a=alpha)を加えた形式です。4つ目の値として0~1の範囲が指定でき、0は、完全に透明、1は完全に不透明となります。
たとえば、半透明の赤を指定する場合は「rgba(255, 0, 0, 0.5)」となります。
見出しの背景を赤に指定するときの例
h1 { background-color: rgba(255,0,0,0.5); }
色相・彩度・明度で指定する【hsl(n, n%, n%)形式】
Hue(色相)・Saturation(彩度)・Lightness(明度)で色を指定する形式です。色相はカラーサークル(色相環)における角度(単位なし)で、彩度と明度は%で指定します。
たとえば、赤を指定する場合は「hsl(0, 100%, 50%)」となります。
見出しの背景を赤に指定するときの例
h1 { background-color: hsl(0,100%,50%); }
色相・彩度・明度+透明度で指定する【hsla(n, n%, n%, a)形式】
hsl(n, n%, n%)形式に透明度(a=alpha)を加えた形式です。4つ目の値として0~1の範囲の値が指定でき、0は完全に透明、1は完全に不透明となります。
たとえば、半透明の赤を指定する場合は「hsl(0, 100%, 50%, 0.5)」となります。
見出しの背景を赤に指定するときの例
h1 { background-color: hsl(0,100%,50%,0.5); }
色の名前で指定する
CSS3の仕様書で定義されている16の基本色名(HTML4.01で定義されていた16色と同じもの)のほか、約150種類の拡張色名も指定できます。
見出しの背景を赤に指定するときの例
背景の色(background-color)を指定するときの一例です。色の名前が定義されていれば、その名前で指定することができます。
h1 { background-color: red; }