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積分法|定積分と不等式の証明について

数学3

定積分と不等式の証明について

答案を推敲しよう

かなり長くなってしまった答案ですが、実際の答案ではどの程度の記述に留めれば良いでしょうか?

教科書や問題集などの模範解答を参考にするのが一番の近道です。慣れてきたら、自分の答案と模範解答を比べたり、採点者がどんな答案を書いてほしいかを自分なりに考えてみたりすると良いでしょう。より客観的な視点が身に付きます。

推敲したあとの記述例は以下のようになります。また、答案に図があると説明しやすくなります。

問の記述例

y=1x (x>0) は単調減少するので、1k<kk11xdxk+1k1xdx<1kk=2 , 3 ,, n のときの①の各辺を加えると12+13+  +1n<n11xdxまた、両辺に 1 を加えると1+12+13+  +1n<1+n11xdxk=1 , 2 ,, n のときの②の各辺を加えるとn+111xdx<1+12+13+  +1nここで、③の右辺、④の左辺についてn11xdx=[log|x|]n1=lognn+111xdx=[log|x|]n+11=log(n+1)よって、③,④よりlog(n+1)<1+12+13+  +1n<1+lognとなり、不等式は成り立つ。
定積分と長方形の面積の関係その1
面積を比べる2つの図形

解答例では計算過程を省略してすっきりさせましたが、書かないよりも書いた方が無難です。必要なことを省略してしまえば、減点されてしまうからです。

どうしても判断がつかないときがあるかもしれません。そんなときには、多少長くなったとしても記述しておきましょう。

また、慣れていれば別ですが、考えながら書くのはできるだけ避けましょう。一般に、上手く書けないだけでなく、時間も余計に掛かると言われています。

言われてみればその通りかもしれません。余白を上手に利用して試し書きするのも良いでしょう。答案を作成するのは、少なくとも記述の方針を固めてからにしましょう。

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